衛生・飲料水分野のホースに最適
この製品は、2025年3月から義務化されるKTW BWGLガイドラインに予め適合しています。
KRAIBURG TPE(クライブルグTPE)は、Fakuma 2023において、衛生・飲料水用チューブ・ホースのための新しいTHERMOLAST®(サーモラスト®) DWシリーズを発表致します。
耐キンク性があり、KTW-BWGL規格準拠の試験に適合
KRAIBURG TPEは、衛生・飲料水用途のチューブ・ホース用熱可塑性エラストマー(TPE)の新シリーズを発売しました。これらの革新的な製品は、ドイツ環境庁が定めた飲料水接触プラスチックやその他の有機材料に対するより厳しい評価基準(KTW-BWGL基準)をすでに満たしています。この規格は2025年3月以降にTPEに適用されます。このコンパウンドは加工が容易であることが特徴で、非常に滑らかな表面品質と大幅に改善された機械的特性、優れた耐キンク性を備えたチューブやホースを提供します。この新しいコンパウンドはFakuma 2023で発表されます。
革新的な材料技術によって、引張強さ、引裂き強さ、破断伸度が大幅に改善され、また耐キンク性も向上したチューブやホースが実現しました。
Hartmut Arheidt | Market Manager Industry at KRAIBURG TPE
2023年10月17日、ヴァルトクライブルク発 - 2022年3月から3年間の移行期間を経て、ドイツ環境庁が定めた飲料水と接触するプラスチックおよびその他の有機材料に関する最新の評価基準(KTW-BWGL基準)がTPEにも適用されました。これに伴い、食器洗い機などの家庭用電化製品の飲料水供給用に使用されるチューブやホースの接触層も、2025年3月以降、これらの要求事項を満たさなければならなくなります。
「当社の新たなTHERMOLAST® DW/H2シリーズによって、私たちは衛生・飲料水用チューブ・ホース市場に製品を供給するお客様がより厳しいKTW-BWGL規格を満足するための努力を支援致します。これと同時に、適合するTPEコンパウンドの性能についても、かなり高い基準を設定しました。」KRAIBURG TPEのインダストリー・マーケット・マネジャー、ハルトムート・アルハイトはそう語っています。「革新的な材料技術によって、引張強さ、引裂き強さ、破断伸度が大幅に改善され、また耐キンク性も向上したチューブやホースが実現しました。」
このユニークな新世代のTHERMOLAST® DWは、従来のDW/Hシリーズの製品に代わるもので、現在、ショアAスケール70からショアDスケール40までの6種類の硬度グレードを揃えています(表I参照)。従来のポリオレフィン用押出ラインで容易に加工が可能なこのコンパウンドは、冷水・温水チューブやホースの効率的な製造に適しており、機械的特性が最大50%向上し、PPとの良好な接着性をも備えています。同時に、このTPEコンパウンドは表面が非常に滑らかであるため、EN 16421(旧DVGW W270)に準拠した微生物の増殖に対し要求される耐性も備えており、チューブやホースを流れる水の臭いや味、透明度にも影響を与えません。
THERMOLAST® DW/H2コンパウンドは、この市場セグメントにおけるTPEの潜在的な用途を拡大し、特にシャワーチューブ、圧力ホース、食品用ホース、食器洗浄機や洗濯機の給水チューブに適しています。これらの製品は、お客様との緊密な協力のもとに開発されました。
「新しいKTW-BWGLの規制への適合性に関する試験報告書も入手可能です。」ハルトムート・アルハイトはそうつけ加えます。「材料が一般的に適していることが確認されています。私たちはいつでも、お客様や将来のお客様、パートナーの皆様に、サンプリング検査用の材料を喜んで提供します」。
KRAIBURG TPEは、10月17日から21日までフリードリヒスハーフェンで開催されるFakuma 2023のブースB5-5303で、新しいTHERMOLAST® DW/H2シリーズを紹介致します。
- KTW-BWGL for cold 23°C and warm 60°C water
- Increase in mechanical properties by up to 50%
Hartmut Arheidt
Market Manager Industry at KRAIBURG TPE
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E-Mail: hartmut.arheidt@kraiburg-tpe.com