今日の近代的な住宅のオーナーは、常に個性を表現する方法を求めています。ここ数年、熱可塑性エラストマー（TPE）を使用した室内装飾アイテムが急増しています。そのソフトタッチ、表面の平滑性、また容易な加工性など、TPEによるイノベーションは明確な長所を備えていることから、このトレンドは今後も続くものと予想されます。

熱可塑性エラストマー・コンパウンドのグローバル・メーカーであるKRAIBURG TPE（クライブルグTPE）は、室内装飾の市場のためのカスタム・エンジニアード・ソリューションを提供しています。

魅力的なデザインのトレンドは常に進化しています。そして、これらのトレンドを感知して適切に製品に反映する能力は、市場でのその製品の成功への重大な鍵に成り得ます。競争の海のなかで、物質的である製品の視覚的、触覚的な外観品質は、ほとんどの場合に顧客が最初にそのブランド、あるいは製品から受ける最も重要な印象となります。

室内装飾のアイテムは、通常、ソフトでスムースであり、造形が容易な材料によって作られます。このことは、TPEがそのソフトタッチ、表面の平滑性、また様々な形状に対するデザインへの柔軟性を発揮する場所でもあります。

TPEのアドバンテージ

TPEを室内装飾に利用することには数多くの明確なアドバンテージがあります。第一に、多材料の複合射出成形および押出成形によって様々な形状への加工が可能な、デザインの柔軟性が挙げられます。美観という点でも、TPEはデザインにより柔軟性を与える、様々なカラー・エフェクトを含んだ、あり余るほどの様々な調色オプションが利用可能です。

TPEはVLRH（非常に低いゴム硬度）からショアDスケールに至るまでの、幅広い硬度レンジが利用可能であり、これによって、デザイナーは様々な加飾要素を柔軟に採用し、最終製品の外観を高めることができます。TPEはさらに高弾性であり、優れた圧縮永久ひずみ性を備えています。故に、この材料はシール部品にも最適であり、また密閉性や防水性、また防塵性の基準を満たすうえでも理想的です。 

多様な室内装飾アプリケーションのために 

KRAIBURG TPEの室内装飾のために特別に設計されたTPEコンパウンドは、PA、PP、ASA、PC、PC/ABS、PMMA、PE、PBTおよびSANなどのプラスチックへの優れた接着性を発揮します。そのため、それらはフォトフレーム、ランプシェードや照明用の装飾部品などの室内装飾アイテム、またミラー・フレームやウォール・トリム（廻り縁）などのウォール・デコレーションや、その他の多くの装飾用アプリケーションに適しています。

高い耐久性のために、当社のTPEコンパウンドは良好な耐スクラッチ性、および耐摩耗性を備えた、高品質の表面処理品質を提供します。このことが、これらの材料を装飾用彫塑やおよび人形での用途にも理想的なものにしています。これらの卓越した特性のおかげで、これらの材料は装飾用アイテムや人形のすべり止め、またサイドテーブルやキャビネットのダンパーにも利用可能です。 

KRAIBURG TPEはさらに、あらゆる地域のお客様が利用可能な、様々な原料着色オプションをグローバルで一貫した色彩品質で提供します。